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医院ブログ・お知らせ

フッ素には濃度があります🦷

 

前回のブログにて、フッ素の効果について触れていきましたので、

今回はフッ素の効果的な濃度や、市販のものと歯科医院のものとの違いなどについて触れていこうと思います。

 

フッ素の安全性について

さて、まずフッ素(=フッ化化合物)の安全性についてですが、端的に言えば「濃度、及び摂取頻度次第」です。

というのも、フッ素は基本的には虫歯予防にとても効果的なものであるのですが、あまりに高濃度のものを大量に、

または高頻度で摂取をしてしまうと、急性中毒や斑状歯という歯が白くまだらに変色する症状が起きることがあります。

ですがこれは言わば一般的なお薬と同じで、用法用量を守らなかった場合は確かに身体に悪い作用をもたらしますが、

決められた量を正しく使えば、安全かつ身体に良い作用をもたらしてくれるのです。

当院はもちろん、全国の歯科医院では薬事法で定められた、極めて安全な濃度を使用しておりますので、フッ素の急性中毒や斑状歯のような問題はまず起こり得ません。

大人の方はもちろん、幼児や小学生のお子様にも安心してお使いいただけます。

 

今現在、海外諸国では日本よりもはるかに高濃度のフッ素が使用されています。

日本では市販の歯磨き粉に含有させられる濃度は1,500ppmまで、歯科医院で予防的に塗布する濃度は9,000ppmですが、海外諸国の薬局では、濃度の高い5,000ppmの歯磨き粉が販売されているほか、歯科医院では22,600ppmのフッ化物バーニッシュが予防的に使用されています。

また、飲用水道水にフッ素が添加されている国々もあります。

このように海外諸国ではわが国よりはるかに高濃度のフッ化物を使用しているにもかかわらず、フッ素による薬害の報告はまったくありません。

むしろ、日本よりも格段に高いむし歯予防効果を上げています。

これらの使用濃度はWHO(世界保健機関)が各国に推奨していますが、残念ながら日本では未だ達成できていないのが現状です。

つまりは、日本で用いられる濃度のものでは、薬害リスクは限りなく低いと言えるわけです。

ですが、虫歯予防の効果がないわけではもちろんなく、しっかり作用する濃度でありますのでご安心ください。

 

また、フッ素はワカメなどの海藻類、肉、野菜、飲料水など、微量ではありますが、

私たちが普段の生活で口にする様々な食品にも含まれており、実は非常に馴染みの深いものです。

 

歯磨き粉のフッ素濃度について

上記にて、歯磨き粉に含有させられる濃度は1,500ppmまでと記載しました。

この濃度はあくまで上限であり、身体の小さなお子様にはもう少し濃度の低いものを使用するのが適切とされています。

そして、その濃度の推奨基準が今年の1月に変更されていますので、ここではその濃度について紹介していきたいと思います。 

 

歯が生えて〜2歳:1,000ppm、米粒程度(1~2mm程度)

35歳:1,000ppm、グリーンピース程度(5mm程度)

6歳〜成人:1,500ppm、歯ブラシ全体(1.5cm~2cm程度)

〈4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法より〉

 

変更前では歯が生えてから5歳までは500ppmを推奨していましたが、そこが変更となりました。

全体的に推奨する使用量・濃度が上昇し、更なる予防効果が期待されています。

このように、日本でも徐々に海外諸国のように、より高い予防効果を目指して、扱えるフッ素の濃度を高めているところです。

 

フッ素には虫歯予防の効果、歯を強化してくれる効果など、お口の中の健康を推進してくれる作用が沢山ある、とても心強い味方です。

ぜひとも生活の中にフッ素含有の歯磨き粉や、歯科医院でのフッ素塗布を取り入れていただきたいと思います。

2023年9月20日

🎑9月の休診日のお知らせ🌾

 

9月8日(金)院内勉強会のため、午前休診とさせていただきます。

午後からは通常通り診療いたします。

 

そのほか、木・祝は通常通り休診でございますので、ご了承ください。

また、毎週水曜日は院長不在でございますので、合わせてご承知おきください。

 

ご迷惑をお掛けいたしますが、宜しくお願いいたします🙇

 

2023年8月23日

知っていますか?フッ素の効能について

 

こんにちは!今回のテーマは「フッ素の効能について」です。
フッ素についてはどこかで耳にしたことがある方、効能についてご存知の方も多いかと思います。
フッ素には大きく分けて3つの効果があります。
今回はその効能や、フッ素含有の歯磨き粉についてのお話などをしていきます。

【フッ素の効能】
①再石灰化の促進
糖を含む飲食をすると、虫歯菌が糖を利用して酸をつくり、口の中が酸性に傾きます。
歯は酸にとても弱いため、これにさらされることで歯の表面の組織であるエナメル質から、カルシウムやリンなどのミネラル成分が溶け出してしまいます。
これを「脱灰」と呼びます。
脱灰が起きた歯の表面は、白っぽく濁り、本来の硬さよりやわらかく、脆くなります。

糖を含む飲食の度に脱灰は起こるわけですが、必ずしも虫歯にはならないのはなぜでしょうか?
それは、唾液の働きによって元の健康な状態に戻されているからなのです。
唾液にはお口の中を酸性、もしくは塩基性(アルカリ性)に傾いた状態を中性に戻してくれる緩衝作用と呼ばれる作用があります。
さらに、唾液はミネラルの溶け出した歯の表面にカルシウムイオンやリン酸イオンを補給してくれるので、歯は元の健康な状態に戻ることができます。
これを「再石灰化」と呼びます。

「脱灰」と「再石灰化」が同じ程度で繰り返されている間は、健康な歯が保たれます。
しかし、プラークと呼ばれる細菌の塊がお口の中に長く停留していたり、酸にさらされる時間が長いなど、何かしらの理由で脱灰と再石灰化のバランスが崩れて、脱灰の状態ばかりが長く続くと、虫歯の進行が起こります。
フッ素には再石灰化を促進する効果があるため、虫歯の予防の手助けをしてくれるのです。

②歯の強化
継続的にフッ素を使っていくことで、歯の結晶成分を強く、より硬いものにしていくことができます。
特に、幼若永久歯(ようじゃくえいきゅうし)と呼ばれる生えてきてすぐの永久歯は、まだ歯が弱くとても虫歯になりやすいです。
また、上に挙げた脱灰の状態が長く続き、虫歯が進行した場合も歯は脆くなります。
初期の虫歯であれば、フッ素による歯の強化でそれ以上の進行を防げることがあります。

継続的にフッ素を使うことで、歯の質が強化され、虫歯になりにくい歯を作ることができます。

③虫歯菌の抑制
上記にて、糖を含む飲食をすると、虫歯菌が糖を利用して酸を作るとお話をしました。
この虫歯菌がつくる酸を抑制する効果もフッ素は持っています。

薬局などで市販されている歯磨き粉には、多くの場合フッ素が配合されています。
しかし、配合されていてもその濃度についてはばらつきがあり、それによって虫歯予防の効果にも差が生まれます。
次回は、この濃度についてのお話や、虫歯予防に効果的な歯磨き粉の紹介をしていく予定です。
次回もご覧いただけるとうれしいです。
とても暑い日々が続きますので、みなさん熱中症をはじめとした体調にはお気をつけくださいね。

2023年8月4日

虫歯にならない?キシリトールについて

 

 

こんにちは!
今回のテーマは「キシリトール」です。

キシリトール、お店やお菓子の表示などでもよく見かけると思います。
では実際には一体どの様な効果があるのでしょうか。
なんとなくはわかるけれども、詳しくはない、何にどうやって効くのかわからない…という方も多いのではないかと思います。
そこで、今回はキシリトールについて詳しくお話したいと思います。

ではまず、キシリトールとは何でしょうか?
これは、白樺の木や樫の木などを原料とした、天然素材の甘味料です。
いちごやほうれん草など多くの果物や野菜にも含まれていますが、虫歯の予防に対して効果的な量には満たないため、虫歯予防の目的としてはガムなどが有効的です。

次にキシリトールの効果についてです。
虫歯の原因とは虫歯菌が歯垢(プラーク)を分解するときに産出される酸なのですが、キシリトールはその虫歯菌に分解されることがなく、酸が産出されることがありません。
そのため虫歯ができない糖だと言われているのです。

そしてさらに、虫歯菌の中でも大きな原因をに繋がると言われているミュータンス菌、これの活動を弱める作用があります。
さらにキシリトールを食べると唾液が生産されるのですが、
唾液にはゆっくりですが酸に侵された酸性に偏った歯を中性に戻す、いわば虫歯予防の効果がありますので、ここでもキシリトールは虫歯予防に一役買っているのです。

またキシリトールにはさらに効果があり、虫歯の原因となる歯垢が歯につきにくく、かつ剥がれ落ちやすくなる事も知られています。

○虫歯予防に効果的なキシリトール製品
キシリトール製品を選ぶ時には、その成分表示を確認して、キシリトールの配合量が多いもの(100%に近いもの)、糖質0gと表示されているもの、クエン酸・果汁などの酸性物を含まないものを選ぶようにしてください。
というのも、市販の「キシリトール」と表示されている製品の中には、キシリトールはたしかに含まれているものの、その比率が低く、キシリトールの効果があまり期待できないものもあるためです。
また、酸を産出させる糖質が入ったものだと、食べるタイミングによってはかえって虫歯を招きかねませんので、しっかりと成分表示を確認してくださいね。

キシリトールはあくまで虫歯予防に役立ってくれるひとつの要素であって、それだけでは虫歯を防ぐことはできません。
お口の中の健康を維持するためには、毎日の歯ブラシを正しく行うこと、そして定期的に歯科で専門のクリーニングを行うことの両立が不可欠です。
お口の中に気になることがなくても、3ヶ月ほどに一度は歯科で検診を受けましょう。

2023年8月4日

歯がしみる?知覚過敏について

 

こんにちは!

さて、今月のテーマは「知覚過敏」です。

 

知覚過敏について、名前は聞いたことがある、という方も多いかと思います。

今月はこの知覚過敏について詳しくお話したいと思います。

 

皆さんは日頃生活を送るなかで、「歯がしみるように痛む」といった症状を感じたことはありませんか?

この「歯がしみる」症状を感じた方のなかには、虫歯になってしまったのかな…?と

不安に思ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、虫歯になったことが原因で、しみる症状が出ることもあります。

しかし、実はこの症状は虫歯だけが原因とは限りません。

知覚過敏が原因となっている場合も多いのです。

 

では、知覚過敏の症状とは具体的にどんなものなのでしょうか。

まず代表的な症状として、「冷たいものが歯にしみるように痛む」というものがあります。

他にも、熱いものや甘いものがしみることもありますし、風を受けるとしみる、歯磨きの際に痛む…という症状が出ることもあります。

 

これらの症状は、エナメル質と呼ばれる歯の表面の組織が何かしらの原因で剥がれてしまい、内側にある象牙質と呼ばれる組織、

およびその中にある象牙細管という細い管がむき出しになり、外からの刺激がそこを通って歯の神経にまで伝わってしまうことが原因と言われています。

 

では、そのエナメル質(表面組織)が剥がれる原因にはどのようなことがあるのでしょうか。

原因となることはいくつかあり、ブラッシングの際の力が強すぎたり、硬い歯ブラシで歯を磨いていたりなど…。

さらに、歯ぎしり、食いしばりも原因のひとつとなります。

歯ぎしりや食いしばりを繰り返し行ってしまうと、歯の根元付近に負担が集中してしまい、歯の根元がえぐれるように削れていくことがあります。

この場合、表面組織が破壊されて象牙質がむき出しになるため、知覚過敏の症状が現れます。

 

また、歯周病や加齢に伴う歯肉の退縮も原因となります。

歯の根元というのは、そもそもの表面組織がエナメル質ではなく、セメント質という組織でできています。

セメント質は比較的軟らかい組織であるため、日々の歯磨きの刺激などで削れ、剥がれてしまうことがあります。

この軟らかいセメント質は、本来は歯を支える骨とその上から覆い被さる歯肉に守られているため、通常であれば外から刺激を受けることはありません。

ですが、歯周病によって歯を支える骨が下がり歯肉が退縮してしまうと、

ブラッシングの刺激や歯ぎしり、食いしばりの負担がセメント質に直接伝わってしまって、組織の破壊が起こります。

そのため、結果として象牙質の露出を招いてしまうのです。

 

知覚過敏の症状を和らげるには、歯ブラシを柔らかいものに変えていただいたり、力を弱めて磨いてもらいたり、知覚過敏に効果的な歯磨き粉(シュミテクト)など、ご自身でできる対処法もいくつかございますので、まずはこれらの方法をぜひ試していただきたいと思います。

そのほかにも、歯科医院でお薬を塗ったり、露出した部分にプラスチックの詰め物をしたり、歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減してくれるマウスピース(ナイトガード)を作って装着したりと、原因によって様々なアプローチができます。

 

 ▼下段シュミテクト 知覚過敏の症状にとても効果的な歯磨き粉です。

 

 

 

 

 

なにが原因で知覚過敏の症状が起きているのか、そして治療方法など、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。

もちろん、虫歯によって痛みが出ていることもありますので、早期発見のためにも定期的な検診を受けることをおすすめいたします。

 

2023年7月23日

※更新 🍉8月の休診日🎆

 

8月4日(金)院内勉強会のため、午前休診とさせていただきます。

午後からは通常通り診療いたします。

8月5日(土)は誠に勝手ながら、諸事情により午後休診とさせていただきます。

8月6日(日)、8月28日(月)〜30日(水)は院長不在でございますので、ご了承ください。

 

そのほか、木・は通常通り休診でございますので、ご了承ください。

また、毎週水曜日は院長不在でございますので、合わせてご承知おきください。

 

ご迷惑をお掛けいたしますが、宜しくお願いいたします🙇

 

2023年7月12日

🌌7月の休診日🎋

 

7月7日(金)院内勉強会のため、午前休診とさせていただきます。

午後からは通常通り診療いたします。

7月10日〜19日は院長不在でございますので、ご了承ください。

 

そのほか、木・祝は通常通り休診でございますので、ご了承ください。

また、毎週水曜日は院長不在でございますので、合わせてご承知おきください。

 

ご迷惑をお掛けいたしますが、宜しくお願いいたします🙇

 

2023年6月14日

乳歯の生え替わりの時期、ご存知ですか?

 

こんにちは!今月のテーマは「乳歯の生え替わりの時期、順番」についてです。

人の歯は乳歯(こどもの歯)と永久歯(大人の歯)に分かれており、乳歯はすべていずれ永久歯へと生え替わりますが、

それが何歳頃なのか、どこの歯から生え替わりが始まるのかはご存知でしょうか?

また、歯によっては乳歯ではなく、はじめから永久歯が生えてくる場所もあるのです。

乳歯の頃、乳歯から永久歯に生え変わる頃というのは、将来の歯並びを決定づけるとても重要な時期です。

早めの矯正が有効な事例や、歯並びに関して気をつけたいところなど、今回はそれらについて詳しくお話ししたいと思います。 

 

 

 

 

 

▶︎すべて生えそろった乳歯の図。

日本語とアルファベットのふた通りの呼び名があります。

上半分が上あごの歯、下半分が下あごの歯を表しています。

 

 

1.乳歯が生えてくる順番

乳歯は、早いお子さんであれば生後6ヶ月ほどで生えてきます。

一般的には、下あごの真ん中に乳中切歯(Aとも言います)と呼ばれる歯が生えてきます。

6〜7ヶ月頃:下の乳中切歯(A) / 8〜11ヶ月頃:上の乳中切歯(A)

10〜11ヶ月頃:下の乳側切歯(B)/ 11〜12ヶ月頃:上の乳側切歯(B)

1歳6ヶ月頃:上下の第一乳臼歯(D)

1歳8ヶ月頃:上下の乳犬歯(C)

 2歳:上下の第二乳臼歯(E)

という順番で生えるお子さんが多いです。

そして、2歳半から3歳頃にはすべて生えそろいます。

生え始めてしばらくは歯並びが悪いこともありますが、多くの場合には次第にきれいに並んでいくため、あまり心配はいりません。

 

2.乳歯の時期に矯正が必要な場合 

上記に多くの場合には次第にきれいに並んでいくとお話しさせていただきましたが、そうでない場合もあります。

指しゃぶり舌を突き出したり、歯を押す癖など、乳歯の生え方やあごの成長に悪影響を及ぼす癖がある場合、その影響で歯並びが悪くなってしまう恐れがあります。

そういった癖がある場合、それを矯正し、専門家による歯磨きの指導を受けた方が良いこともあります。

気になる癖やしぐさがあれば、歯科医院にて相談してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

▶︎すべて生えそろった永久歯の図。

こちらも日本語とアルファベットのふた通りの呼び名があります。

上半分が上あごの歯、下半分が下あごの歯を表しています。

 

 

3.永久歯が生える順番

6歳〜7歳頃になると、乳歯から永久歯への生え替わりが始まります。

上あごは、まず第一大臼歯(6番)というはじめから永久歯である歯が生えてきます。

その生え始めの時期から、6歳臼歯と呼ばれることもあります。

6〜7歳頃:上下の第一大臼歯(6番)/ 下の中切歯(1番)

7〜8歳頃:上の中切歯(1番)/ 下の側切歯(2番)

8〜9歳頃:上の即切歯(2番)

9〜10歳頃:下の犬歯(3番)

10〜11歳頃:上の第一小臼歯(4番)

10〜12歳頃:上の第二小臼歯(5番)/ 下の第一小臼歯(4番) 

11〜12歳頃:上の犬歯(3番)/ 下の第二小臼歯(5番)

11〜13歳頃:下の第二大臼歯(7番)

12〜13歳頃:上の第二大臼歯(7番)

という順番で生えるお子さんが多いです。

そして、生え替わりが始まる1年前頃には、歯と歯の間に隙間が見られるようになります。

これは、あごが発育し、乳歯よりも大きな永久歯が生えるために必要なスペースです。

もしこの頃になっても隙間ができていないようなら、永久歯はスペースが足りないためにきれいに並びきることができず、歯列ががたつく(叢生/そうせい)恐れがあるため、要注意です。

 

4.乳歯と永久歯が混合する時期に矯正が必要な事例 

歯の生え替わりの時期は、将来の歯列とあごの成長にとってとても重要な時期です。

そのためこの時期には、歯科医院での定期健診をきちんと受け、ご自宅でも歯並びを小まめにチェックするようにしてください。

その際に気を付けるべきポイントは次のとおりです。

 

・前歯と奥歯のかみ合わせが正しいか

・乳切歯が抜けているか

・6歳臼歯、側切歯が正しく生えてきているか

・上の前歯の2本の間が5㎜以上空いていないか

 

生え替わりが進む間、一時的に歯並びが悪くなるケースがありますが、生え替わりが完了した時にきれいに並んでいれば問題ありません。

ただし、永久歯が正しい位置に生えていなかったり、スペースが足りておらずに生えてこられなかったりなど、

歯科医師が必要と判断した場合には、乳歯と永久歯が混合する時期から矯正を始める必要があります。 

歯列がきれいに並ばない場合、磨き残しが発生しやすくなるため、虫歯や歯肉炎、および歯周炎のリスクが上がってしまいます。

あごの成長や生え替わりを十分に考慮しながら、歯並びを整えることはとても大切です。

 

お子さんの矯正について、当院では「プレオルソ」というマウスピース式矯正装置を用いた治療法を選択しています。(症例によってはそれ以外の矯正方法も検討される場合があります)

この装置は「歯を直接動かす」のではなく、歯並びを悪くしている原因(口の周りの筋肉)を改善することで「間接的に歯並びを改善」していくことが特徴です。

口周りの筋肉のバランスを整えたり、上記に挙げたような歯並びに影響を及ぼす恐れのある癖を矯正することにより、歯並びを理想の位置へと自然と並べていったり、舌の正しい位置付けを身体に学習させることができます。

プレオルソは着け外しのできる可撤式の装置であるため、固定式(いわゆるワイヤー矯正など)の装置に発生しやすい違和感や痛みを抑えることができます。

また食事の時も装置が外せますので、虫歯のリスクを減らすことができ、育ち盛りのお子さんにも安心して使っていただけます。

お子さんの癖や歯並び、また矯正の検討など、定期検診の際にももちろんご相談いただけますので、

何か気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

2023年6月7日

第3の疾患?トゥースウェアについて

こんにちは!
今月のテーマは「Tooth Wear(トゥースウェア)」です。

虫歯以外の原因によって歯の硬い組織が徐々に失われていくことを、専門用語でトゥースウェアと呼んでいます。
トゥースウェアは近年注目を浴びており、虫歯・歯周病に次ぐ第3の歯科疾患として位置づける必要があるともされています。

ここで、トゥースウェアの種類についてもご説明したいと思います。
トゥースウェアは大きく分けて4種類、以下のように分類されます。

1.咬耗
歯と歯を噛み合わせることによって生じるトゥースウェアです。

過度に歯をカチカチと噛み合わせたり、歯ぎしり・食いしばりなどが原因となります。
ストレス社会と言われる昨今では、歯ぎしり・食いしばりをしている方が増えていると言われています。
特に寝ている間に行われるものは気付きづらく、また無意識であるため防ぐことも難しいです。
通常では上下の歯というのは接触をしておらず、2〜3mmほど離れている状態であり、上下の歯が接触する時間というのは、物を食べる時も含めても、たった20分弱ほどと言われています。
強く食いしばっておらずとも、上下の歯が常に触れ合っているという方も咬耗を引き起こす恐れがあります。

2.摩耗
ブラッシングの力が強かったり、硬い歯ブラシでブラッシングを続けることで生じるトゥースウェアです。
歯肉が下がり歯の根っこが露出してくると、硬いエナメル質ではなく軟らかい象牙質が露出することとなり、摩耗しやすくなるため注意が必要です。
摩耗によって歯質が弱くなっているところに強いブラッシングを行うことでさらに摩耗が進み、悪循環となることが多いです。

3.酸蝕(さんしょく)
飲食物や胃酸によって歯質が溶けることを指し、またその症状に侵された歯を酸蝕歯と呼びます。
柑橘系などのフルーツおよび飲料、お酢、スポーツドリンクの飲み過ぎ、逆流性食道炎や嘔吐癖など、習慣的に歯が酸に接触する頻度が高い、もしくは時間が長いことが酸蝕につながります。
また、常時酸の蒸気の中で仕事をされている、酸処理などの職業についている方にも酸蝕のリスクがあります。
口腔が乾きやすい口腔乾燥症の方も、口内が酸性になりやすいので注意が必要です。

4.アブフラクション(強い噛み合わせによる歯質の欠損)
強く咬むことによって発生する力が歯の付け根の部分に集中することで起こります。
強い力が根元に集中するため、その部分に微小な亀裂が発生し、その後、破折を繰り返しながら欠損が拡大していきます。
歯の表面が削れてしまうために歯の内部組織が露出してしまい、いわゆる知覚過敏(歯がしみる)の症状が出てくることも少なくありません。

トゥースウェアによって変化した歯の形態自体は、コンポジットレジンと呼ばれるプラスチックや被せ物治療などで修復することができますが、トゥースウェア自体を防ぐものではありません。
トゥースウェアを予防するには、生活習慣の改善や正しいブラッシング、歯ブラシや歯磨き粉の選択、フッ素塗布による歯質の強化、逆流性食道炎の治療など、その方、その症状によって様々なアプローチ方法があります。
また、歯ぎしり・食いしばりについてはナイトガード(マウスピース)を装着し、歯にかかる負担を軽減することも効果的です。

歯並びが原因で負担のかかりやすい噛み合わせが生じ、それがトゥースウェアを引き起こしている場合は、矯正治療によって改善・予防をすることができます。

気づかないうちにトゥースウェアに侵されている方も少なくありません。
定期的な検診で早期発見・予防に努めましょう。
気になることがあればお気軽にご相談ください。

2023年5月10日

🎏5月の休診日のお知らせ🍃

 

5月12日(金)院内勉強会のため、午前休診とさせていただきます。

午後からは通常通り診療いたします。

5月21日(日)は医師不在のため、午後休診とさせていただきます。(12時最終受付)

 

そのほか、木・祝は通常通り休診でございますので、ご了承ください。

 

ご迷惑をお掛けいたしますが、宜しくお願いいたします🙇

 

2023年4月10日

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