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歯の形・本数の異常について

 

 

こんにちは!今回のテーマは「歯の形・本数の異常」です。

生まれつき通常と歯の形が異なることを、歯の形態異常といいます。

この形態異常には様々な種類があり、場合によっては歯にとってよくない影響を与える恐れがあります。

また、今回は併せて歯の本数異常についても取り上げていこうかと思います。

 

ではまず、歯の形態異常にはどんなものがあるのかをご紹介します。

 

【形態異常】

①矮小歯(わいしょうし)

通常の歯よりも大きさが小さい歯のことを矮小歯とよびます。

歯の形をそのまま小さくしたような形や、円錐形・栓状など正常とは異なる形のものなど形態は様々です。

これらはその形状によって円錐歯、栓状歯などとよばれることもあります。

上の中央から二番目の歯(側切歯)によくみられます。

矮小歯によって起こり得る悪影響として、嚙み合わせが崩れる、空隙歯列(すきっ歯)になるなどがあります。

噛み合わせのバランスが崩れると筋肉に余分な負担がかかることが多く、それが続くと顎関節症を引き起こしたり、周辺の筋肉にも疲労が広がり頭痛や肩こりなどの症状が現れることもあります。

すきっ歯は汚れや食べかすが詰まりやすく、かつ歯ブラシやフロスも行き届きにくいために、虫歯や歯周病のリスクも高まる傾向があります。

また、矮小歯は、歯が小さいだけではなく歯根の長さも短いため、他の歯に比べて弱く寿命も短い傾向があります。

ブリッジや部分入れ歯などの治療には支えとなる歯が必要ですが、それには歯の強度も必要とされます。

そのため、矮小歯は耐久性の問題から適用できない場合もあります。

また、歯周病などで歯茎および歯を支える骨が下がってきてしまった場合に歯がぐらつきやすく、比較的早期に失われてしまう傾向があります。

 

②巨大歯(きょだいし)

巨大歯とは、矮小歯とは反対に通常の歯よりも大きい歯のことです。

主に永久歯の前歯にみられることが多く、顎の大きさとのバランスがとれないため、並びきれずに歯並びが崩れてしまう原因になります。

 

③癒合歯(ゆごうし)

何らかの原因により歯の卵同士がくっついてしまい、そのまま完成されたものを癒合歯と呼びます。

歯の外側だけではなく、歯の内側の層や神経までつながっている場合があります。

部位としては下顎の前歯部に多くみられます。

癒合部には溝が生まれますが、ここには汚れが溜まりやすく、虫歯のリスクが高いため注意が必要です。

また、乳歯の癒合歯では40~45%ほどの確率で、後から生える永久歯が欠如していることがあります。

生え変わりがうまく行われない場合もあり、歯並びの乱れや噛み合わせのずれに大きく影響します。

 

④癒着歯(ゆちゃくし)

癒合歯と似た名前・見た目をしていますが、こちらは歯の外側の層のみがくっついたものです。

そのため、それぞれの歯の神経は別々に分かれています。

 

⑤結節(けっせつ)

生まれてくる前に何らかの発生異常が起こると、歯の様々な部位に結節と呼ばれる大きな突起がつくられることがあります。

歯の咬む面の中央にできる「中心結節」、上の奥歯の上あご側にできる「カラベリー結節」、奥歯の根っこやその近くにできる「エナメル突起/滴」などがあります。

結節の部位によっては清掃がしづらく汚れが溜まりやすい場合があり、虫歯のリスクが高くなります。

また、中心結節は咬む面にあるため、結節が破折して神経が露出してしまう危険性もあります。

エナメル突起/滴の場合は、その周囲の歯茎が歯と付着せず、深いポケットとなることで歯垢(プラーク)が溜まる原因となってしまいます。

 

⑥歯根の形態異常

歯根にも形態異常がみられることがあります。

通常は肉眼で確認がとれない場所なので、レントゲンやCTを撮影したときに発見されることが大半です。

歯根が大きく折れ曲がっている「歯根彎曲」、奥歯の歯根同士がくっついている「樋状根(といじょうこん)」、歯根が通常より短い「短根」などがあります。

歯根に形態異常があると、矯正治療で歯を動かしにくい場合があります。

 

⑦歯の形成不全(けいせいふぜん)

何らかの原因によって歯が上手く形作られずに生えてくることを歯の形成不全と言います。

大きく分けて形の異常と色の異常があります。

原因には全身的な病気、遺伝、薬剤などの全身性のものと、外傷などの局所性のものとに分かれます。

全身性の場合は左右対称、多くの歯に現れることが多く,局所的の場合はその部分の歯だけに異常が現れます。

生まれつき茶色、白などに変色している、削れたような形をしている歯は形成不全に該当します。

歯の質自体が弱いことが多く、知覚過敏があったり、もろく崩れやすかったり、虫歯になりやすいこともあるため注意が必要です。

対処法として、軽度のものであればフッ素塗布によって歯質の強化をはかります。

大きく欠けているなどであれば、そこをプラスチックで覆ったり、被せ物を作ったりして治療を行います。

 

【歯の数の異常】

①過剰歯

乳歯であれば20本、永久歯であれば28本より多い場合をいいます。

過剰歯はほかの歯より小さく生えてくることが多く、場所としては上の前歯の間に生えてくることが多いです。

ほかでは上の前歯の外側や、上下の奥歯の頬側や後ろに生えてくる場合もあります。

 

②先天性欠損

乳歯であれば20本、永久歯であれば28本より少ない場合をいいます。

29〜32本目にあたる親知らずですが、これが欠如することは珍しくないため、この場合は先天性の欠損とはよびません。

先天性欠損で歯が欠如する場合、中央から数えて2番目(側切歯)、5番目(第二小臼歯)に多く見られます。

また下あごでは中央一番目(中切歯)の欠損もたびたびみられます。

先天性欠損は過剰歯よりも発生率が高く、欠如する部位も片側、両側、数歯におよぶケースなど様々です。

 

エナメル質形成不全症といっても、毎日の適切な歯磨きや、歯科医院での定期的なフッ素塗布などで十分に予防可能です。
歯科医院での定期的な検診とメンテナンスを受けながら、お口の健康を守っていきましょう。

2024年5月29日

 
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